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「心の傾聴は治療家の基本」の詳細記事: 村松幸彦ブログ:堂々、富士の如く

村松幸彦ブログ:堂々、富士の如く

生まれ赤子の こころ に帰ろう。

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心の傾聴は治療家の基本

前回の記事は、
相手から“心を開いて話せる先生”と言われる人になる。
という事です。
では、そのためには何を日ごろからすればいいのでしょうか?

という言葉で結びました。

けして、もったえぶって出し惜しみしている訳ではないのですが、
答えは沢山あるのかもしれません。
あるいは、非常にシンプルなのかもしれません。

とても重要な事ですから、時間をかけて、このブログや
現在準備中の交流会や勉強会などで実際にお会いして
語り合ってゆきたいと考えております。

(私の公式HPに交流会等の情報を載せていますから、
     是非、お会い致しましょう。どなたも歓迎致します)

話を本題に戻します。


相手から“心を開いて話せる先生”と言われる人になる。

人は身近な事から説明すると理解が進みやすい事があります。
そんな訳で、私の感じていた事、葛藤していた事を申し上げますと、

実は、このテーマのことをずっと考えた結果、
前職の学院を去ったのかも知れないと思う事があります。

何故なら、
1.
    組織の中で言いたい意見が言えない雰囲気があれば、
    すなわちそれは、
    既に心を開いて話す相手ではなくなってるということ。

    例えば、
    我々のもとで学び、薫陶を胸にし、
    プロとして生きようと、様々な気持ちをもって
    巣立ってゆかれた先生の方の発せられる
    個々の実状に於ける 小さな声に対して、
    充分に耳を傾けることが出来なくなっても
    仕組み上、仕方ないと割り切るべきなのだろうか、
    と葛藤した日が多くありました。

    これは、同じ職種の先輩後輩、指導者と受講者、
    あるいはご縁あって出会わせて頂いたパートナーという立場で
    よくよく考えると
    実に淋しい限りでした。

2.
    愛をもって為す行為が私たちの仕事。

    ~痛みを抱えてくる方は、心にも傷みがある場合が多い。
    その際、不調者さまの方では、善き理解者を相手は求めるのに対し、
    治療する側は、そのことを充分に、しっかり捉えられているのか…
    現実としては、それはなかなか出来ないという状態になりうる。

    例えば、
    スクールにおける学びで、大切にされている
  「感謝」などという言葉が、
    現場では活かされていないのではないか…

治療家が磨くべきは実は腕のみにあらず!
自分にあり、己を絶えず高めていく精神力や行動が大事です。

スクール事業もまたしかり…。
ここ数年で気付かせて頂いた事は多いです。

志を高く保ってこそ、
現実を捉える力、
現実を押し進めてゆく事に意味がある。

私の学んだ整体学校、自然形体、
そして私も力をお貸しさせて頂いた旧職においても
人や組織の在り方、姿勢を見て、様々に学んだ事がありました。

今、全てに感謝しています。

ご縁のありました皆さんに、私個人が個人の体験として
お伝えしたい事は、
どのような状況においても
『学びはいつも肯定的』ということです。

反省の心を持たず能天気にやれば良い、という意味ではありません。

否定から入って学びが可能でしょうか!?
過去を変える事は出来ない。
過去を素の心で捉え、充分に反芻することを
忘れるべきではないです。
心を閉ざしてしまったならば、人は学ぶ事さえ出来なくなります。
それでは、より良い未来は作れない。

『学びはいつも肯定的』というのは
『絶対積極』で生きる覚悟を決めるということです。
『絶対積極』とは、強引でがむしゃらな事ではありません。
自分の能力や、人生という与えられた時間や機会を
充分に活かしきるという決心をもって生きる事です。
いつも明るい方を見る“たおやかさ”、人を思う優しさ、
自重心…など、
ご自身の能力と、その可能性を最大限に活用する事。
真摯に生きるという事です。

そのように思いながら、生きる人の生き様からは
様々な事が伝わってくるものです。         (つづく)

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自己紹介

村松幸彦
HP:
性別:
男性
職業:
整体師・指導者
趣味:
水泳。それを発端に「人を育てる事」が生き甲斐

  
ビジョン:


整体で日本を変える!

普遍性に基づく この技術は、限られた者が、私(ワタクシ)するものではない! 一人でも多くの方々に、この素晴らしい技術と出会って頂けるよう、その機会を作りたい!


私は若い時に水泳選手をしておりました。その後、職業コーチとして人を育くみ、可能性を伸ばす事に従事してきました。しかし、激務により椎間板ヘルニアを患ってしまい、激痛に七転八倒。現役選手からは退いていましたが、現場でスポーツに関わる者としては致命傷でした。

実はその数年前、事故による不運で、父は実家を手放なしておりました。私は狭いアパート暮らしをしながら、暗澹とした気持を撥ね退けるように頑張り続け、やっとの思いで自分の人生を軌道に乗せつつあったのですが…。そんな矢先の凋落。「若くして、こんな病気になってしまうなんて…」と我が運命を悔やみながら、それまでの夢を断念せざるを得ませんでした。一年間程、一般外科に通院しましたが、病状は回復しませんでした。当時、私なりに、様々な責任がかかる一方で、一寸先は真っ暗闇という気持ちでした。

いよいよ手術をしなければいけないと迷っていたのですが、周囲の助言を聞いて療法を切り替えました。各種療術、鍼灸など東洋医学、カイロプラクティックなど「いい先生がいる」と聞いては、たとえ遠方や県外であっても、良い治療院を求めて転々としました。

治療を進めながら、私は「人生、こんなことで落ち込んでいてはダメだ。又、様々な自分の不運を他人のせいにしてはいけない」と、考えを転換。更に「身体と心は、ひとつのつながったものなのだ」という感覚を、体験的に持ちはじめました。最終的には、それまでは持ち得なかった 人生における様々な別の視点を与えてくれた“気づき”の為の機会として、自分の「病」にさえも感謝する事が出来る様になってゆきました。他者を恨むではなく、自分の気持に責任を持って絶対積極の道を選ばなければ、と考え、ささやかながらマイホームを建てるという自らへの挑戦を致しました。「人生、明るい方を見よう」と。

そんな末、徐々に体調を回復。

それに前後して、施術療法における 精神的な師 とお呼びするに相応しい方とも出会いがありました。今は亡き その恩師は、大変な力を持っていた方ですが「私の療法は自分一代限りのもの」と言われ、直接的な後継者を作られませんでした。しかし、ご縁あって、師より薫陶を受けることが出来たことは、何ものにも代え難い経験となりました。

そのようにして整体術を中心に様々な施術療法で体調を回復し、心持ちの大切さに気づいた喜びと感動が志に繋がり、後日、自らも整体術(当初は揉み系)を学び、自分の治療院を開院するにいたりました。

お陰さまで、私の治療院は最初からうまくゆき、四ヶ月目で、一ヶ月に百人以上の来院者が来られ、その後も安定して来院者は増える一方でした。

しかし途中、当時の施術法は限界にぶつかり、自分の身体も、施術結果も限界に…。プロとして思い悩んでいた頃、自然形体療法と出会い転向。師の下で研鑽を深め、独立後それを元に技を進化させ、多くの問題を解決してゆきました。

私の治療院は順調で、何ら問題はなかったのですが、胸中の志からすると、自分の治療院の成功だけでは満足出来なかったのです。

常々、私の得た療法を広めたい、多くの方々と、この技と心を分かち合いたいと思っておりました。またプロとして活躍していただく為には、治療院運営方法の伝授も大切な要素だと考えました。

心 思いて学ばざれば即ち暗し、学びて思わざるは即ち危うし。

かつて共に学んだ後輩をフォローする形で【日本回復整体学院】を設立。副学院長として、学院の運営以上に、主として施術の実技指導、及び治療院運営法指導の役割を担いました。

平成21年3月、当初の志を全うする意志を持って学院より独立。

累加の教え子達からは「従来なかなか食うに困る業界と言われていたが、この技術によって、人を癒し、成果を上げ、人並み以上の治療院をまかなう事が出来るようになった」と言われる事が多いのは幸いです。

これまでの時代、それで良かったのかもしれません。しかし、私は、身体不調や人生の軋轢がもたらす他者の「痛み」に関わる者として、教え子の皆さんには、技術だけではなく、人の「心」を鑑みることを忘れずにいて欲しいと望みます。治療の本質、そして生まれて来たことの意味の本質は、そこに有るのですから。「心」を忘れた治療は、換骨奪胎、仏作って魂入れず。

その一方で、太陽は誰のもとにも輝く。

このご縁が広がり、朗らかな各々の人生を生きて頂きたい。そしてその際、この太陽のような暖かさに気づかない方、不調者さま達には、その事を全身全霊をもって伝えて頂きたいと思います。治療というのはそういうものなのです。それがこの技を授かった者の使命だと思っています。

これまでの機会では、技術においても、心においても、まだまだ皆さんに、十全には伝えきっておりません。出来るだけ多くの方々に、この技と心を伝えたい。それを行ってゆく事が私の使命だと考えております。

整体で日本を変える!



思えば、かの
万世の為に太平を開かんと欲す、という言葉をもって、日本は、信じられぬ程に大きく変わり、その想いに違わぬ発展をしてまいりました。時代は、たえず変わるものです。人が求めるもの、時代の意識、物事の価値さえもが移り変わって往きます。苦難をしのいだあかつきに、ひとつの大業が成されると、その時点からでしか見えない視点が生じます。そして、大きな志とは、時代を超え、尚も貫かれるにたるものなのです。

「万世」とは、単に “現在、広く世にあまねく” のみならず、未来の世代はもちろんの事、過去までをもさし含む言葉ではないかと、私は察します。こころざし次第で、不思議な程に、過去の物事の意味でさえも変わってゆく。今という激動の時代、ご縁のある方々の安寧かつ希望あふれる未来を望むにあたり、初心を忘れず、意新たに。

各々に与えられた「時」「機会」「出会い」の意味を問い、それに感謝。

あいまみえぬ時代をも含めて、技や心の師、友、後進達と共に、この想いを分ち合いたい。




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